カラー 複合機のツール

大衆レベルでの高度消費社会の出現は、右肩上がりの時代の日本をほうふつさせる。
また、すでに家電・マンション・自家用車といった商品をひと通所有している高所得者層も登場している。
彼らはワンランク上の豪華さを求め、何か目新しい商品はないか常に目を輝かせている。
高度経済成長で巨利を得ている事業家も数多く、株価が狂乱的な借上がりを見せている現状にあって、株式投資でひとやま当てている一般人も数多い。
日本では想像もできないような大金持ちが続々と中国大陸に誕生し始めており、彼らの貧欲な消費欲は多くの先端製品を追い求める。
液晶テレビ、プラズマテレビ、次世代携帯電話、デジタルカメラなどを購入することは、大金持ち、または小金持ちのステータスであり、要するに、液晶などのフラットパネルディスプレイを大量に消費する人たちが数多存在すると言ってよい。
偽たまごっちは中国液晶を飛躍的に発展させた前後に「たまごっち」という奇妙な商品が登場し、あっという間に日本全国で大ブームになり、あっという間に下火になった。
今はその存在を知らない人すらいる。
これは、単純なモノクロ液晶ディスプレイの搭載された卵型の小さな玩具で、その画像の中にペット動物を飼い育てていくというまことに他愛のないものであったが、バカ売れしていた。
筆者は、若い女性にそのたまごっちなるものを見せられ、「これって超かわいいんです。
毎日餌をあげてるんです」と言われ、その不気味な笑い顔に震掘した覚えがある。
さて、日本で巻き起こった、たまごっちブームは中国に渡来し、コピーすることを何とも思わない人たちが多くの「偽たまごっち」を作っていたことをご存知だろうか。
日本ではもはやブームが去ってしまった頃になって、中国では偽たまごっちに夢中になる子供たちや若者たちが急増し、まさに一大ブームとなっていった。
このことが、TN液晶と呼ばれるもっとも単純な白黒タイプの液晶生産に火をつけた。
とわけ、香港、深別、東莞などの華南エリアに凄まじい数の液晶メーカーが次々と誕生し、ひたすらたまごっちに使う液晶を量産し始めたのだ。
もっとも、たまごっちだけでは商売にならないため、電卓、携帯情報端末、計測器などの分野に用途を拡大し、中国は90代後半に至って、白黒液晶の全盛時代を迎える。
これは、他のエリアにも波及していく。
一方で、日本の液晶メーカーがTNやSTNといった前世代のシンプル液晶を中国大陸に移設していったこともブームを加速した。
シャープやエプソン、日立などの主力液晶メーカーは、次々と中国拠点を開設し、そのことが引き金となって、中国における液晶技術は飛躍的に向上した。
問をかけて、中国液晶の全拠点を取材しょうと思い立ち出かけたが、それは実にむなしいことであった。
なぜならば、液晶メーカーは一か月に数社の割合で増え続け、中国大陸全土にそれが広がっていったため、もはや数え切れないほどの拠点が誕生していたからだ。
中国大陸で液晶材料を手がける積水化学工業の幹部に会った時に、彼はこう答えた。
「私たち材料メーカーですら、中国全土にどれだけの液晶メーカーがあるのかを把握できていない。
50か所以上という人もいるし、100か所以上あるという人もいる。
こんな田舎の街に液晶メーカーがあるはずがない、と思っていたら急にできたりする。
中国における液晶メーカー全てを見た人は、この世に存在しないでしょう」まあ、それだけ中国大陸はとてつもなく広いということだ。
筆者もさすがに途中で取材をあきらめてしまった。
しかしながら、中国の液晶工場の現場に行くと、驚くことが2つあったのだ。
それは、現場を指導している人たちの多が日本人であったこと、そして何よりもその現場で働く中国の人たちの瘻るような元気印の眼差しに、出会ったことだ。
TN液晶を制覇、世界シェアは実に95%を占める!中国における液晶生産は、ここに来てさらに爆発的に拡大している。
すでに、TN液晶においては世界を制覇しており、そのシェアは実に95%に達していると言われている。
これに続いてSTNへの展開を開始しており、白黒及びカラーの両方でシェア拡大を狙っている。
さらTFT進出も考えているが、こちらはまだ本格化していない。
かつて日本メーカーが得意にしていたTN液晶は、製造コストの圧倒的安さを武器に中国にシフトされ、現状ではTNのほとんどを中国で量産しているという状態だ。
中国での液晶生産の○○は輸出に充てられ、残る○○は国内消費に回されている。
中国国内での需要は電卓、おもちゃ、リモコン、固定電話などが中心で、今後、中国がSTNにシフトしていけば、pDA、携帯電話、ノートブックにも展開が見込まれる。
STNについては、フィリップスとセイコーエプソンが実に80%のシェアを押さえており、中国のローカルメーカーは何とかこの牙城に食い込みたい考えだ。
しかし、現在でのローカルメーカーのSTNにおける歩留まりは80%程度に留まっており、まだまだ外国勢との間に開きがある。
現在、中国液晶のトップメーカーは億都で、東莞と江門に工場を持ち月産50万枚の数量を誇る。
TNが80%、STNが20%。
2番手につけているのは徳基(本社‥台湾)で、月産40万枚の能力を持つ。
3番手につけているのが、これまでトップであった天馬で、月産35万枚。
4番手は○○(本社‥香港)で、月産20万枚。
さらにこれを追い上げている台湾系の華泰がおり、月産20万枚弱と言われる。
ここに来て一気に注目されているのが東南で、月産20万枚の能力を持つが、新工場を建設し、同40万枚に引き上げるという。
これまでの中国におけるTNラインはあるガラス基板が中心であったが、今後は別のものが主流になっていく。
また、TN、STNともに品質ナンバーワンと言われている信利があり、こちらも増強を考えている。
中国勢がチャレンジしたいというSTNについては、日本勢がその前に立ちふさがる。
中国において量産している企業エプソン、オプトレックス、シャープなどがあり、技術レベル的先行しているため、この牙城を崩すのはなかなか難しいと思われる。
TFT液晶については吉林省長春に書林彩晶というメーカーがあり、coNOIx450mmのガラス基板で月産10万枚の能力を持つが、事実上は同2万3万枚に留まっている。
このプロセスは日本の東芝から導入した。
また、北京北京京東方(mow)があり、韓国の現代グループのTFT液晶部門を買収した。
やはりTFT液晶の立上げは非常に難しいというのが中国液晶業界の実感と言えよう。
また日本の日立製作所は蘇州に30億円を投じ、TFTおよびSTNの組み立て生産を開始した。
中国・華南エリアに有機LLJJ旋風が吹き荒れる香港・深別などの中国・華南エリアで有機EL参入の動きが強まってきている。
具体的A社、B社の2社が量産工場建設を決定し、C社は米国の有機ELベンチャーを買収したことで、今後、工場建設の育写真を措くところまできている。
中国・華南エリアはTN液晶の一大量産地として発展してきた。
すでに中国はこの分野においては世界シェアの95%を握るとさえ言われている。
多のメーカーは今後の展開として白黒STNの拡大、カラーSTNの参入を企図しているが、一方でTFTに代わる次世代ディスプレイとして有望視される有機ELに一気に参入という動きが急浮上してきた。
D社(本社‥香港)は欧州のユーザーを中心にTN、STNの液晶ディスプレイを拡大してきており、すでに生産能力で月産20万枚の能力を備えている。
2後4億USドルの売上げを狙いたいとしており、その核弾頭として有機ELに参入する。

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